Quantcast
Channel: スポーツナビ+ タグ:富山貴光
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3

出でよ、ジャパニーズ・ニュー・ジェネレーション!

$
0
0
 こんばんは、綾瀬です。『我々は2012年の秋、涙を流しました。あのサッカーはとても美しいものでした。』に足(目)を運んでいただいてありがとうございます。 本題へ入る前に、サンフレッチェ広島の増田卓也の件について触れたいと思います。6日に行われた大宮アルディージャとの試合中、増田と大宮の富山貴光が激突し、救急車が出動するというショッキングな出来事がありました。両者共に「脳震とう」と診断され、大事に至らなかったことが幸いでした。 大宮に敗れたことは悔しかったですが、それは後半戦で借りを返せばいい話です。増田も富山も伸び盛りの選手です。一日も早く元気な姿を見たいものです。そして富山に関しては、今回の記事の最後でも触れたいと思います。 南アフリカW杯の若きドイツ、6選手が本大会前1年以内に… さて、時計の針をおよそ3年前に戻しましょう。FIFAワールドカップ南アフリカ大会。我らが日本代表の躍進ほどではありませんが、ドイツ代表に対して新鮮な驚きを感じた人も多かったはずです。ベテランのミヒャエル・バラックが怪我で欠場したものの、当時20~24歳の新世代が南アフリカのピッチで躍動し、快進撃を見せていました。 私が新世代とカテゴライズしたのは、マヌエル・ノイアー(当時24歳)、サミ・ケディラ(23歳)、メスト・エジル(21歳)、トーマス・ミュラー(20歳)、ホルガー・バトシュトゥバー(21歳)、トニ・クロース(20歳)、ジェローム・ボアテング(21歳)の面々です。 彼ら7選手の共通点は「南アフリカW杯が初のメジャートーナメントであった」ということです。そしてエジル以外はワールドカップ本大会1年前(2009年6月以降)に代表デビューを果たしています。南アフリカ行きの切符を瞬く間に掴んだと言えるでしょう。以下は各々の代表デビューの履歴です。 ノイアー…2009年6月・親善試合UAE戦 ケディラ…2009年9月・親善試合南アフリカ戦 ボアテング…2009年10月・W杯予選ロシア戦 ミュラー、クロース…2010年3月・親善試合アルゼンチン戦 バトシュトゥバー…2010年5月・親善試合ハンガリー戦 エジル以外の6選手は、代表デビューを果たした2009-10シーズンに所属クラブの主力として活躍し、南アフリカに乗り込んでいます。彼らを2タイプに分類すると、「若いながらもブンデスで着実に経験を積み上げた」と「ビッグクラブでいきなり主力に定着した」に分けられます。前者のノイアー、ケディラ、ボアテングはブンデス4シーズン目で、U-21欧州王者に輝いた経験もあり、世界に打って出る準備が整っていたと言えるでしょう。 一方、ミュラーとバトシュトゥバーは、実質ブンデス1シーズン目でした。しかし、バイエルン・ミュンヘンというビッグクラブでレギュラー奪取のインパクトは絶大だったはずです。特にミュラーは13ゴールを叩き込み、バイエルンの2冠達成に大きく貢献しました。 現時点でA代表未経験だが、ブラジルで活躍する可能性のある選手は? 南アフリカで若きドイツが躍動したように、ブラジルで若き日本が躍動する可能性はあるのでしょうか。現時点では何とも言えませんが、ブラジル大会が開かれる2014年6月で20~24歳となる選手で、なおかつ2013年6月以降に代表招集される可能性のある選手=A代表未経験の選手は少なからず存在します。あなたが贔屓にしているクラブのスター候補生も可能性がないとどうして言えるでしょう。 ノイアー、ケディラ、ボアテング、クロースのように「若いながらもJ1で着実に経験を積み上げている」のは、東慶悟(22歳)、村松大輔(23歳)、大迫勇也(22歳)が筆頭でしょうか。次いで、山口蛍(現在22歳)、鈴木大輔(23歳)、扇原貴宏(21歳)、柴崎岳(20歳)、小川慶治朗(20歳)、宮吉拓実(20歳)、齋藤学(23歳)、柿谷曜一朗(23歳)、工藤壮人(22歳)といった顔ぶれ、いわゆるロンドン世代の選手たちです。 一方、ミュラーやバトシュトゥバーのような「ビッグクラブでいきなり主力に定着する可能性がある」選手ですが、そもそも日本にビッグクラブらしいクラブがあるかどうか。むしろ「優勝クラブでいきなり主力に定着する可能性がある」選手と言い換えてもいいでしょう。2013年シーズンでチームを優勝に導くような新星が現れれば…。 現在首位の大宮アルディージャであれば、高橋祥平(21歳)、富山貴光(22歳)は自身初のJ1を戦っています。セレッソ大阪の南野拓実(18歳)、サンフレッチェ広島の野津田岳人(18歳)も実質1年目で、後半戦に向けて強烈なインパクトを発してくれればと思います。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3

Latest Images

Trending Articles





Latest Images